お盆も過ぎて少しづつ秋の気配が近づく9月ですが、この時期は台風がもっとも上陸するシーズンですね。
異常気象と聞くことが多くなった近年ですが、台風以外にも尋常でない50年や100年の一度の大雨が降ったり、さらに少し前までは、あまり聞くことのなかった竜巻による被害などなど、まさに異常気象そのものです。
その中でも今回は台風によるクルマへの被害について意外と知られてないこともありますので記事にしてみました。
少しでも被害を減らせたり、愛車への接し方、対処方法などでお役に立てて頂ければ幸いです^^
まず台風によるクルマへの被害で一番あるあるなのが、家の瓦や物が飛んできて愛車のボディーが凹んでしまったなどと思いますが、それ以外にもクルマの美観を損ない悪影響をあたえる厄介なものがあります。
それは塩害や、木の樹液の飛散、化成肥料を含んだ土壌(有機肥料や石灰など)の飛散などがあげられますが台風が過ぎ去った後で被害が多いのが、これらの飛散による事が原因でおこるシミ、デポジットによるトラブルです。
「そんなこと、言われんでも知っとるでぇ~」って方、やんわりスルーしてやってください^^;
では、個別にどんな影響があるか見ていきましょう。
塩害による車への影響
塩害とはまさに、海から吹いてくる塩分を多量に含んだ風の事ですが、更に台風になると海水を巻き上げ、塩分を含んだ雨水をもたらします。
海から離れた場所では全く影響がないですが、台風時には5㎞~10㎞離れた場所でも被害が報告されており、海に近く台風の後にガラスやボディーを見てキラキラした結晶のシミなどが確認されたら塩害の可能性が高いです。
この塩害で代表的な被害は、農作物や植物、樹木などが急激に枯れてしまう事です。
この対処法としてあげらてれるのが、台風が過ぎ去った直後に真水でしっかり洗い流し中和させる事ですがクルマへの対処法も同じです。
通常の雨とは違い、塩を含んでおり頑固なシミになる原因となりますので、日にちをあけず早めに洗車し十分に洗い流してください。
この塩害の影響は、塩カル?融雪剤?凍結防止剤の車へのダメージは?のページで詳しく説明させて頂いています。
木の樹液の飛散
普段、駐車場のクルマの上に木がなくても台風や強風のときは要注意です。
台風のときは、結構離れたところにある木からでも樹液が飛散しますし、なにより塩害よりたちが悪いのがこの樹液です。
木の樹液の被害は、デポジットみたいに可愛いものではなく、飛散して少し日にちがたつと塗装面にクラックがはいり修復するには再塗装するしか方法がなくなる場合もあります。
この厄介で強烈な樹液の見極め方ですが、台風のあとに雨と交じり黒っぽい油ジミらしき物体が確認できれば樹液の可能性が高いです。
対処法は塩害などと同じで、直ちに洗車して洗い流してください。
コーティング施工車は未施工のクルマと比べ、ダメージを格段に遅らせる事ができますが早めにシャンプーで洗車してください。
化成肥料を含んだ土壌
台風がクルマに与える原因として、これが一番知られてないかもです。
「そんなこと、言われんでも知っとるでぇ~」って方、やんわりスルーしてやってください^^;
クルマの近くに農作物など栽培されてる場所があれば、台風後には少し気を付けてください。
野菜作りに適した土壌を作るためには、酸性に傾いた土壌を中和させるため苦土石灰など撒き、その他にも化成肥料などもそうですがカリウムなどが多く含まれていますので、これらもシミになる原因となります。
台風で強風の時には塩害や木の樹液と同じく、雨と交じり飛散しますので愛車のチェックはしっかりしてあげてください。
今回、クルマの美観を求める際の台風による悪影響として、代表的な要因を3つほど例とし上げましたが、まだまだ台風による被害はあるかと思います。
皆さんが思っている以上に台風後のトラブルや被害は多くありますので、このような際には時間は惜しまず隅々まで愛車のチェックをしてあげてくださいね!
そして、台風が通過した後は、なるべく早く洗車してあげてください。これだけで十分にダメージは減らせます。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
確実な対処法ではございませんが、少しでも大切な愛車のために参考にして頂ければ幸いでございます。